モラルなき野次馬たち

 

自分とは全く関係のない火事や事故現場に現れる人たち。

 

世間ではこういった人を「野次馬」と呼んでいますよね。

 

近年、日本ではこの野次馬の「モラルに欠ける行動」が目立っています。

 

野次馬のモラルなき行動

 

例えば、電車の人身事故。

 

人身事故が発生すると、必ずといっていいほど野次馬が現れます。

 

その行動も酷いもので、駅員がブルーシートで現場を覆っているとスマートフォンのカメラで撮影、中にはシートの隙間からカメラを向け撮影する人もいるようです。

 

過去には、「お客様のモラルに問います。スマホでの撮影はご遠慮ください」という異例のアナウンスを行った事例も出ています。

 

災害時もお構いなし

そして野次馬は、地震などの災害が起きても現れます。

 

2018年に起きた北海道胆振東部地震。

 

MEMO
北海道胆振東部地震

2018年9月6日に北海道胆振東部地方を中心に発生した地震。

 

マグニチュード6.7 震源の深さ37km 最大震度7

 

当時、地震で深刻な液状化被害が出た札幌市清田区里塚地区は、住民以外の立ち入りが禁止となっていました。

 

しかし、無断で立ち入る野次馬が後を絶たず、液状化で傾いた家の前で写真を撮ったり、飛び出したマンホールに子供を乗せて記念撮影をする家族連れの野次馬もいたようです。

 

また、地元住民に注意されると「うるさい」などと逆上する野次馬もいました。

 

信じられないかもしれませんが、これらは実際に起きた出来事です。

 

今も昔も野次馬は変わらない

 

近年のモラルに欠ける野次馬の行動を見ると「日本人のモラルは低下した」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういった野次馬は昔からいました。

 

例えば、江戸時代。

 

江戸時代は「火災都市」と呼ばれるほど頻繁に火災が発生していました。

 

そして火災が起きると多くの見物人、つまり野次馬が集結。

 

「火事が起きてもまっすぐ帰る、見物するものは厳しく追い払う」といったお触れ(現代の法律のようなもの)も出ていたほど多くの野次馬がいたようです。

 

このように昔から野次馬はいました。

 

SNS等の普及が認知される原因に

ではなぜ、近年になってモラルがない野次馬が増えたように感じるのか?

 

それはネットSNSが普及したからです

 

例えば、江戸時代はネットやSNSが一切ないので、火事が起きて野次馬が集まっているということを知る手段がありません。

 

しかし、現在ではスマートフォン1つあれば日本中どこにいても情報が手に入ります。

 

ましてや写真や動画も見ることが出来るので、その印象は強まる。

 

こうして野次馬の情報を頻繁に目にするようになり、「日本人のモラルは低下した」と感じるのです。

 

日本人のモラルは昔から変わっていません。

 

ただ、今はSNSに火事や事故の写真などを投稿・拡散しているので悪質になったとは言えるでしょう。

 

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

以前、人身事故を起こした電車に多くの人がカメラを向けている写真がありましたが、あのような光景を目にすると非常に不快な気持ちになってしまいます。

 

ましてやSNSに投稿するのは悪趣味でしかありません。

 

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