口臭の原因と対策

 

男女問わず、多くの人が気にしている「口臭」

 

その原因の多くは、口内トラブルによるものですが、中には病気が原因で口臭が発生している場合もあります。

 

この記事では、そんな口臭の原因と対策を紹介していきます。

 

口臭の原因

 

口臭の多くは、粘膜のカスや唾液、食べカスなどに含まれるタンパク質が、口内にある細菌によって分解・発酵される過程で発生するガスのニオイです。

 

ニオイの原因となっているガスには、以下のような種類があります。

 

種類 ニオイの特徴
硫化水素 卵が腐ったようなニオイ
ジメチルサルファイド キャベツが腐ったようなニオイ
メチルメルカプタン 玉ねぎが腐ったようなニオイ

 

 

その他の原因としては、以下のようなものがあります。

 

    1. 生理的口臭
    2. 外的要因による口臭
    3. 心理的口臭
    4. ストレスによる口臭
    5. 病的口臭

 

生理的口臭

生理的口臭は誰にでもあるもので、起床時空腹時緊張している時に口臭が強まります。

 

これは睡眠などで唾液の分泌が減少した時に、口内に細菌が増殖、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物が多く作られるためです。

 

ただし、歯磨きによって細菌は減少、食事や水分補給によって唾液量が増加して口臭は弱まるので、治療の必要はありません。

 

外的要因による口臭

ニンニクやニラといったニオイの強いものを食べた後、飲酒や喫煙をした後の口臭は、消化吸収され、血液中に運ばれたニオイの原因となる成分が肺を通して鼻や口から出てくるものです。

 

ニオイは一時的なものなので、治療の必要はありません。

 

心理的口臭

心理的口臭とは、実際には口臭がないのに、自分では“口臭がする”と思い込み、精神的に病んでしまうことです。

 

口臭が気になって社会生活に支障をきたす場合には、心療内科に相談してみましょう。

 

ストレスによる口臭

ストレスがかかると、副交感神経の働きが低下して唾液の分泌が減り、口臭が強くなります。

 

MEMO
唾液の分泌は自律神経(交感神経と副交感神経)によって調節されます。

 

リラックスしている時には副交感神経が優位になって唾液の分泌が促進されますが、ストレスなどがある場合には交感神経が優位になるため唾液の分泌が減少します。

 

病的口臭

全身の病気によって口臭が発生する場合もありますが、病的口臭の多くは口の中に原因があります。

 

主な口内トラブル

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 歯垢
  • 歯石
  • 舌苔
  • 義歯の清掃不足

 

中でも、舌苔歯周病は口臭の大きな原因です。

 

舌苔とは、舌に付着している白っぽい汚れで、口臭の原因となる細菌を多く含んでいます。

 

そして歯周病は、症状が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混じるようになり、口臭が強くなります。

 

他にも慢性鼻炎や副鼻腔炎、全身の病気でも口臭が発生する場合があるので注意しましょう。

 



口臭の対策

 

口臭の対策で一番重要なことは「口臭の原因を知る」ということです。

 

口臭が生理的な原因で発生している場合は、歯磨きといったセルフケアを行えば問題ありませんが、歯周病といった口内トラブル、口内外の病気で口臭が発生している場合は適切な対処をしないと改善されません。

 

ですので、口臭対策の第一歩は「口臭の原因を知る」という所から始めた方がいいでしょう。

 

口臭の対策まとめ
  • 生理的な原因で口臭が発生している場合は、歯磨き等で口内を清潔に保つ
  • 虫歯や歯周病といった口内トラブルがある場合は、歯科に相談する
  • 口臭と共に体の不調がある場合は、該当する科に相談する
  • 対策をしても口臭が気になり、生活に支障をきたす場合には心療内科に相談してみる

 

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

口臭ケアとして、歯磨きなどで口内を清潔に保つことは当たり前ですが、胃腸の調子を整えたり、唾液を増やすことも予防につながります。

 

日頃から、適度な運動をしてストレスを解消したり、暴飲暴食は控えるといった規則正しい生活を心掛けましょう。

 

参考:くすりと健康の情報局 口臭の症状・原因

   日本口腔外科学会 口腔内のトラブル 口臭がひどい