夏は水の事故がつきもの

 

夏場になると、暑さを回避するため“海”“川”といった水遊びできるスポットが大人気となりますよね。

 

しかし、その影響もあってか、夏場は水難事故が急増する季節でもあります。

 

その証拠に、年間で発生する水難事故の大半が5月~9月に発生しており、中でも7月~8月は発生件数が多く、令和元年における水難事故は“461件”が夏期(7月~8月)に発生。

 

そして、その水難事故で発生した水難者(594人)の多くは、何れも海(352人)川(196人)で事故に遭っています。

 

では、そういった水難事故からどのようにして身を守ればよいのか?

 

参考データ:警察庁 令和元年夏期における水難の概況

水難事故から身を守る~海編~

 

海で怖いのが「離岸流」と呼ばれる潮の流れです。

 

離岸流とは、海岸に打ち寄せられた波が沖に戻ろうとする時に発生する速い流れのことで、ひとたび流されてしまうと、オリンピック選手でも流れに逆らって泳ぐことは困難となります。

 

※離岸流の模式図

出典:第九管区海上保安本部海洋情報部 離岸流

 

離岸流が発生しやすい場所としては、

 

海岸が外洋に面した場所

 

遠浅で、海岸線が長い場所

 

突堤や離岸堤といった人工構造物がある場所

 

などがあげられます。

 

※離岸流の発生例

出典:第九管区海上保安本部海洋情報部 離岸流

 

万が一、離岸流に流されてしまったら、冷静に対応することが肝心となります。

 

流れが止まるまで待ち、海岸に向かって45度の角度で泳いだり、周りの人に助けを求めるといった対処をしましょう。

 

もし泳ぎに自身がないという場合には、その場で浮くことに専念して救助を待ってください。

 

また、遊泳禁止区域や荒れた海、飲酒した状態で泳がないといったことも離岸流による事故を防ぐ手段となります。

 

水難事故から身を守る~川編~

 

川は海に比べ、危険な場所が多くあります。

 

例えば、“浅瀬”もその1つ。

 

意外かもしれませんが、川の浅瀬は非常に危険な場所です。

 

一見、穏やかな流れに見えても、水中は速い流れになっている場所が多くあります。

 

また、川底にある石には藻が繁殖しており、足を取られて流されてしまったというケースもあるようです。

 

実際、川の事故の大半が浅瀬で発生しているので、浅瀬だからと侮ってはいけません。

 

そして川の事故は、海以上に救助が難しくなります。

 

先程も書いたように、川には流れがあるので流されてしまうと救助が困難となり、さらに海のように浮いて救助を待つということが出来ません。

 

川のような真水に近い場所では、人の体は2%程度浮くと言われていますが、2%というのは頭の先が出るくらいです。

 

仰向けになれば呼吸をすることは出来ますが、流れがあるのでバランスを保つことが困難となります。

 

これらが救助を困難にする理由です。

 

よって川では、事前の対策が重要となります。

 

その対策として推奨されているのが“ライフジャケット”です。

 

 

ライフジャケットを着用することによって、体は約10%まで浮くことが出来るので、呼吸をすることが可能となります。

 

ただし、ライフジャケットを着用していても“リサーキュレーション”と呼ばれる流れには注意が必要です。

 

リサーキュレーションとは、堰堤の直下流(画像の矢印付近)で形成される、上流側に反転する強い循環流。

 

ひとたび飲み込まれてしまえば脱出は困難となり、たとえライフジャケットを着用していてもホワイトウォーターと呼ばれる白く泡立った流れによって浮遊力が確保できず、脱出できない可能性があります。

 

ですので、ライフジャケットを着用しているからと安心せず、滑る岩場ではウォーターシューズを履いたり、天候を把握しておく(雨による増水回避のため)など事前の対策を行いましょう。

 

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まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

海や川は楽しいことが沢山ありますが、事故のリスクも同じようにあります。

 

ですので、事故が起きる前にしっかりとした対策をしましょう。

 

安全に楽しいレジャーを満喫してください。

 

参考:公益財団法人 河川財団 水辺の安全ハンドブック