意外と知らない!?ブレーカーの地震対策

 

世界的に見ても地震が多い国、日本。

 

過去には、関東大震災阪神淡路大震災東日本大震災といった巨大地震が発生しており、今後も30年以内に80%近い確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震など非常に地震発生率が高い国です。

 

そんな地震に対して、皆さんはどのような対策をしていますか?

 

家具の落下を防止するための滑り止めや、非常食などが定番の対策だと思います。

 

しかし、“ブレーカー”の地震対策をしている人は少ないのではないでしょうか?

 

ブレーカーの地震対策が必要な理由

 

ブレーカーの地震対策が必要な理由は、“地震による火災”を防止するためです。

 

過去に発生した東日本大震災の本震では、111件の火災が発生、原因が特定できたものが108件

 

そのうちの過半数が、地震の揺れに伴う電気器具からの出火停電が復旧した時に発生する火災(通電火災※)などの“電気火災”が原因となりました。

 

このような電気火災を防ぐためにも、ブレーカーの地震対策が必要になります。

 

MEMO
※通電火災とは

地震などによる停電後、電気が復旧した際に起こる火災のこと。倒れた電気器具や破損した配線などに通電することによって火災が発生します。

 

ブレーカーの地震対策

 

ブレーカーの地震対策として、最も効果的なのが“感震ブレーカー”です。

 

MEMO
感震ブレーカーとは、設定した数値以上の地震が発生した場合、自動的にブレーカーやコンセントの電気を止める器具のこと。

 

避難時も、ブレーカーを切る必要がないのでスムーズな避難が可能となります。

 

また、自宅に不在の時でも自動でブレーカーをOFFにするので安心です。

 

この感震ブレーカーは、大きく分けて4つのタイプがあります。

種類 費用 電気工事 特徴
分電盤タイプ(内蔵型) 約5~8万円 必要 分電盤にセンサーが内蔵されており、揺れを感知するとブレーカーを切って電気を遮断する。
分電盤タイプ(後付型) 約2万円 必要 分電盤にセンサーを後付けするタイプで、揺れを感知するとブレーカーを切って電気を遮断する。
コンセントタイプ 約5千円~2万円 不要(埋込型は必要) コンセントに内蔵されたセンサーが、揺れを感知してコンセントの電気を遮断する。
簡易タイプ 約2~4千円 不要 揺れを感知するとバネや重りが落下して、その反動でブレーカーを切って電気を遮断する。

参考:経済産業省 感震ブレーカーの普及啓発

 

ブレーカーを自動で切るものが分電盤タイプの2つと簡易タイプ。

 

コンセントの電気を遮断するものがコンセントタイプとなります。

 

万全にするなら、ブレーカーを切るタイプ+コンセントの電気を遮断するタイプの組み合わせがオススメです。

 

 

通電火災は電気復旧後、ブレーカーを上げた際に発生します。

 

本来なら、避難の際はブレーカー+コンセントを抜くことがベストですが、避難時にそこまでする時間はありません。

 

しかし、事前に感震ブレーカーを設置しておくことで避難もスムーズに行え、通電火災も防ぐことが出来ます。

 

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

ブレーカーの地震対策というのは、意外に知らない人が多いようです。

 

途中でも書きましたが、対策はブレーカーを切るタイプ+コンセントの電気を遮断するタイプの組み合わせがベスト。

 

さらに、簡易タイプの物よりも分電盤タイプの方が確実です。

 

ブレーカーの地震対策まとめ
  1. 震災時は、通電火災の危険がある
  2. 通電火災は、感震ブレーカーで対策する
  3. 万全を期すなら、ブレーカーを遮断するタイプ+コンセントを遮断するタイプを組み合わせる