高校野球は木製バットに統一すべきなのか

 

近年、高校野球では“金属バットを禁止するべきだ”という意見が出ています。

 

野球界からも現レイズの筒香選手が「金属バットの弊害」について意見されていました。

 

たしかに昔より技術も道具も進化しており、ここ数年の甲子園では擦ったような打球がスタンドインしたり下位打線の選手が逆方向にホームランを打つシーンなどもありました。

 

それを踏まえて考えると、高校野球を木製バットに統一するのは一理あるのかもしれません。

 

しかし、木製バットに統一することはデメリットの方が多いのです。

 

今回は高校野球を木製バットに統一するデメリットを紹介していきます。

 

木製バットのメリット

 

まず初めに木製バットにした時のメリットを紹介します。

 

木製バットにした時の最大のメリットは「技術の向上」です。

 

木製バットは金属バットとは違い、芯の部分で捉えないと打球が飛んでいきません。

 

よってボールを芯で捉える力が付くのでミート力が向上する。

 

実際、冬場の練習で木製バットを使ったら春先にミート力が上がったなんてこともあります。

 

また高校時代から木製バットを使っているとプロや大学に行った時、すぐに対応できるので「木製バットの対応に苦しむ」ということは起きません。

 

木製バットのデメリット

 

次に木製バットのデメリットを紹介していきます。

 

考えられるデメリットは3つ。

 

まずはバットの費用」です。

 

金属バットは文字通り金属で作られているので、折れるという心配はありません。

 

稀に金属バットも割れて使用不能になることはありますが、1年以上は使用できます。

 

しかし、木製バットはもちろん木製なので折れてしまえば使用できません。

 

また1球打ったら折れるということも十分にあり得ます。

 

金属バットの方が1本あたりの値段は高価ですが、木製バットは折れた時のことを考えると複数本買わなくてはいけません。

 

そうすると結果的に木製バットにした方が費用は高くなります。

 

これが1つ目のデメリットでしょう。

 

次のデメリットは「野球離れにつながる」ということです。

 

現在、野球界では子供たちの野球離れが深刻な問題となっています。

 

その野球離れの原因の一つとして「道具などの費用が高い」というものがあげられています。

 

そんな中で負担が大きくなる木製バットに統一してしまえば、野球離れは加速するでしょう。

 

そして最後のデメリットは「目標の違い」です。

 

途中でも書きましたが、木製バットに統一する理由として「プロや大学ですぐに対応するため」ということがあります。

 

筒香選手の意見にも似たようなものがありました。

 

たしかに高校野球をやっている選手全員がプロや大学で野球をやるならその方がいいでしょう。

 

しかし、そうではありません。

 

上を目指している選手もいれば、野球を楽しみたいから高校野球をやっている選手も沢山います。

 

そういう選手たちは少しでも多くのヒットやホームランを打って野球を楽しみたいという気持ちもあるでしょう。

 

別に現在のルールでも木製バットは禁止されていません。

 

だからこそ上を目指す選手は木製バットを使う、そうでない選手は金属バットを使うという形でいいと思いますよ。

 

全員が上のレベルを目指しているという前提は少し違うように感じます。

 

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

「打球が速くなり危険だから」という意見もあるようですが、それは木製バットになっても同じことです。

 

芯で捉えれば木製でも十分打球は速くなりますし、折れたバットが当たる危険性を考えれば木製バットの方がリスクはあります。

 

両方使える現在のルールで何ら問題はないでしょう。

 

ただ、近年の金属バットは飛距離が出過ぎている部分はあるので、バットの反発係数を制限するといった対策は必要かと思います。