高野連はいつ高校野球の「異常」に気付けるのか?

 

履正社の優勝で幕を閉じた第101回全国高校野球選手権大会。

 

今大会は強豪校が予選で敗退するケースが多く見られ、各地で波乱が起こりました。

 

中でも大きな話題を呼んだのが、岩手県大会決勝 大船渡ー花巻東のカード。

 

ロッテにドラフト1位で入団した佐々木朗希投手を決勝戦で登板させない采配が大きな波紋を呼びました。

 

当時、大船渡高校の監督は「ケガを防ぐため」との理由から佐々木投手を投げさせなかったようですが、4回戦で194球、中2日の準決勝で129球を投げていれば妥当な判断だったと思います。

 

しかし、多くの人は4回戦の194球という数字に疑問が残りました。

 

194球を投げられる環境

 

何故、今まで散々ケガには気を付けていた監督が佐々木投手に194球という球数を投げさせたのか?

 

多くの人はそれだけが疑問でしょう。

 

しかし、実際は監督自身にも「交代させなくてはいけない」という考えはあったはずです。

 

ただ、試合展開が悪かった。

 

4回戦、9回まで大船渡は2点のリードがありました。

 

しかし、2点差なんてあってないようなもの。

 

これが早い段階で5点差以上ついていれば“継投”という形になっていたでしょう。

 

「交代のタイミング」というものを失ってしまったから、結果的に佐々木投手が完投するという事態になったのだと思います。

 

ただ、問題視すべきはそこではありません。

 

「194球という球数を投げられる環境」が大問題なのです。

 

1人の投手が、1試合で200球近い球数を投げるのは日本の高校野球くらいでしょう。

 

これが如何に“異常”な数字か…

 

高野連はいつ高校野球の“異常”に気付くのか

 

佐々木投手の194球を始め、全国各地で「〇〇、意地の150球」や「エース〇〇、気迫の200球」などといった記事を目にしますが、これが恐ろしく“異常”な光景だということに高野連はいつになったら気が付くのでしょうか?

 

世界各国に様々な野球がありますが、1試合に150球以上投げさせる野球なんて日本の高校野球だけです。

 

例えば、アメリカは「ピッチスマート」という年齢に応じた球数制限があり、15~16歳は1試合95球まで17~18歳は1試合105球までと決まっています。

 

さらに連投なら1~30球まで中1日なら31~45球と登板間隔での球数制限もある。

 

世界から見ても何百球と投げられる日本の高校野球は「異常」でしょう。

 

そもそも高野連が部活動の一環である高校野球を、1つの「興行」と考えているからなんの対策もしないのではないかと思います。

 

選手が万全の体制で戦えるようにするのが、高野連の役目なのではないでしょうか?

 

まとめ

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

大船渡の監督がとった采配は、間違いなく高校野球の現状に一石を投じたと思います。

 

これを機に高野連も大会日程の見直し、球数制限についてしっかりと考えてほしいです。

 

あくまでも選手の健康第一。

 

選手がベストコンディションで戦える環境になっていくことを願っています。